妊娠したかも?産婦人科で何をする?初診の流れを助産師が解説

妊娠中

初めて産婦人科に行くとき、何をされるのか分からないのが、いちばん怖いと思います😥

私の初めての受診は、妊娠16週のときでした。「内診」という言葉の意味も知らず、診察室で「準備できたら声かけてくださいねー」と言われても、何をどうすればいいのか分かりませんでした。覚えているのは、とにかく恥ずかしかったことだけです。

でも、流れを先に知っているだけで、不安はだいぶ小さくなります。この記事では、初めての産婦人科受診(初診)の流れをまとめます。

🗓️ 受診のタイミング

  • 妊娠検査薬で陽性が出たら、妊娠5〜6週ごろが受診の目安です(最後の生理が始まった日から数えます。生理予定日の約1〜2週間後)
  • 早すぎると、赤ちゃんの袋(胎嚢)や心拍がまだ確認できず、「また来週来てください」となることもあります(心拍が確認できるのは、だいたい妊娠6週以降です)
  • 出血や強いお腹の痛みがあるときは、週数にかかわらず、早めに受診してください

👜 持ち物

  • 健康保険証(マイナ保険証) ※妊娠の診察は原則自費ですが、持っていってください
  • お金(費用の目安は下に書いています。少し多めに持っていくと安心です)
  • 最後の生理が始まった日が分かるメモ(手帳やアプリの記録でも大丈夫です)
  • 生理用ナプキン(内診のあと、おりものが増えたり、少し出血したりすることがあるので、持っていると安心です)
  • あれば:基礎体温の記録、お薬手帳

💰 費用のこと

妊娠は病気ではないため、妊娠の確認や妊婦健診は、原則として健康保険が使えず自費です。

  • 初診の目安は、問診・尿検査・内診・超音波などで1万円前後のことが多いです(5,000円〜1万5,000円くらい)
  • 血液検査なども同じ日に行う施設では、もう少しかかることもあります。心配なときは、予約のときに聞いて大丈夫です😊
  • 妊娠が確定して母子手帳をもらうと、妊婦健診の費用を助成する「受診票(補助券)」が使えるようになります(内容は自治体によって違います)
  • 住民税非課税の世帯などを対象に、初回の受診費用を助成している自治体もあります。住んでいる市区町村に確認してみてください

🩺 初診の流れ

施設によって順番は違いますが、おおまかな流れは次のとおりです。

1. 受付・問診票

最後の生理の日、生理周期、これまでの妊娠・出産、病気や手術、飲んでいる薬、アレルギーなどを書きます。覚えていないことは「分からない」と書いて大丈夫です。

2. 問診

医師やスタッフから、問診票の内容を中心に聞かれます。いちばんよく聞かれるのは「最後の生理はいつでしたか?」です。だいたいで大丈夫なので、はっきりしなくても心配しすぎなくて大丈夫です🙂

3. 尿検査・血圧・体重

尿検査で、妊娠の反応や、尿の蛋白・糖などを確かめます。血圧と体重も測ることが多いです。

4. 内診

子宮や卵巣の様子を確かめる診察です。くわしくは次の章にまとめました。施設によっては、初回〜妊娠初期に子宮頸がん検診も一緒に行います。

5. 超音波(エコー)検査

妊娠初期は、腟から細い器具を入れて見る「経腟超音波」が中心です。赤ちゃんの袋(胎嚢)が子宮の中にあるか、心拍が見えるかなどを確かめます。週数が早いと心拍がまだ見えないこともあり、その場合は1〜2週間後にもう一度受診します。

6. 説明と、次回の予約

診察の結果と、妊娠週数・出産予定日の目安、これからの健診の進み方を聞きます。

🌸 内診のこと、くわしく

初めての人がいちばん不安なのが、内診だと思います。先に知っておくと安心なことをまとめます。

  • 脱ぐのは下だけです。下着(ショーツ)を脱いで内診台に上がります。上は着たままで大丈夫です
  • 内診台は、自動で背もたれが倒れ、足が開く仕組みになっています。はじめはびっくりしますが、体の力を抜いているほうが、診察は楽に終わります
  • 診察する側とはカーテンで仕切られていることがほとんどです。顔を見ながら受けるわけではありません
  • 腟の中に指や器具を入れて、子宮の大きさや卵巣の腫れがないかなどを確かめます。少し圧迫感はありますが、力を抜くこと、ゆっくり息を吐くことを意識すると、つらさが和らぎます
  • 痛いとき、つらいときは、我慢せずに声に出して大丈夫です
  • 分からないことがあったら、聞いて大丈夫です。恥ずかしいのは、みんな同じです。助産師の私も、自分の番になるとやっぱり恥ずかしいです☺️

📘 妊娠が確定したら

心拍などが確認できたら、役所(自治体の窓口)に「妊娠届」を出して、母子健康手帳をもらいます。健診費用の受診票(補助券)も、このとき一緒に渡されます。いつ届けを出せばいいかは病院から案内されるので、その指示に従ってください😌

✅ まとめ

  • 受診の目安は妊娠5〜6週ごろ。出血や強い痛みがあるときは、週数にかかわらず早めに
  • 妊娠の確認は原則自費。初診は1万円前後のことが多いです
  • 初診は、問診・尿検査・内診・超音波が基本の流れです
  • 内診で脱ぐのは下だけ。痛いときは我慢せず声に出して大丈夫です
  • 分からないことは聞いて大丈夫。恥ずかしいのは、みんな同じです

何をするか分かっていれば、不安は小さくなります。この記事が、初めて受診するあなたの背中を、少しでも押せたらうれしいです🌷

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この記事の感想やご意見は、コメントで聞かせてもらえるとうれしいです😊(個別の医療相談にはお答えできませんので、心配なことは必ずかかりつけの産院にご相談くださいね)

助産師Fujiちゃん

助産師/看護師。関西出身、関東在住。看護師・助産師の免許を取得後、産婦人科の臨床現場で18年間、たくさんの妊婦さん・ママたちに寄り添ってきました。現在は無痛分娩を行うクリニックに勤務中。プライベートでは6人の子どもを出産し、子育て中です。病院の限られた時間では伝えきれない「本当に知ってほしいこと」を、現場の本音とともに発信しています。

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