乳腺炎とは?症状・予防法・対処法【助産師が解説】

産後
乳腺炎 4コマ漫画

🤱 はじめに

授乳中のトラブルといえば、乳腺炎。
産後のママの大きな悩みのひとつです。
なったことがある方はわかると思いますが、本当に辛いんです😭

この記事では、乳腺炎の症状・原因・予防法・対処法まで、助産師の視点から詳しく解説します。
今まさに授乳中のママも、これから出産を控えたプレママさんも、ぜひ読んでみてください!

🔍 乳腺炎とは?

乳腺炎とは、乳房の中の「乳腺」に炎症が起こる病気です。授乳中の女性によく見られます。
一口に乳腺炎といっても、大きく2種類あります。

  • うっ滞性乳腺炎:母乳が乳腺の中で詰まることで起こる。一般的に「乳腺炎になった」というのは、ほとんどがこのタイプ。
  • 化膿性乳腺炎:乳頭の傷などからばい菌が入り、乳腺の中で感染を起こすタイプ。うっ滞性から移行することもある。

🌡️ 乳腺炎の症状

症状はざっとこんな感じです👇

  • おっぱい(乳房)が張る・腫れる・カチカチになる
  • しこりができる
  • おっぱい全体や、しこりの部分が痛い・熱い
  • 皮膚が赤くなる
  • 熱が出る
  • ひどくなると、インフルエンザのような頭痛や関節痛が出ることも

⚠️ 注意!
ひどくなってから病院に電話しても、すぐ診てもらえないケースがあります。
熱があると「まずインフルやコロナの検査を」と言われることも。
なるべく熱が出る前の早い段階で受診することが大切です。

🛡️ 乳腺炎の予防法

Fujiちゃん流の予防法、ズバリこれです!👇

💧 ❶ 水をしっかり飲む(これが超重要!)

乳腺炎になるママを長年見てきて感じるのは、水分不足が原因のことがとても多いということ。
赤ちゃんのお世話でいっぱいいっぱいで、水を飲むのを忘れてしまう。冬は喉が渇かないから飲まない。外出すると飲む量が減る。
そんな状況がよくあります。

母乳は血液からできています。血液の約55%は水分です。
水分が不足すると血液がドロドロになり、母乳も詰まりやすくなってしまいます。
授乳期は1日2リットル以上を目安に!喉が渇く前から意識して飲みましょう。

💡 豆知識
昔は「甘いもの・脂っこいものは乳腺炎になるから食べてはダメ」と言われていましたが、特定の食べ物が乳腺炎の原因になるというエビデンスはないとされています。
気にしすぎなくて大丈夫!
ただし、人によっては食べたものがお胸に影響することもありますので、急に張った時には、直前に食べたものを気にしたほうがいいかもしれません😊

🍼 ❷ 赤ちゃんにしっかり吸ってもらう

私が2番目に大事だと思っているのがこれ!
乳腺炎になりやすい人は、実は母乳がよく出ている人が多いです。
よく出るがゆえに赤ちゃんが飲みきれず、飲み残しが詰まってしまうのです。

  • 1回の授乳で必ず両方のおっぱいを吸ってもらう
  • 前回の授乳から4時間以上経ったら、赤ちゃんを起こしてでも飲んでもらう
  • 飲んでもらった後にスッキリ感がないときは、授乳後に搾乳するのもあり(ただし、むやみに搾乳しすぎるのは注意⚠️)

🤲 ❸ 時々抱き方を変える

横抱き・縦抱き・脇抱き(フットボール抱き)・添い乳…授乳の抱き方はいろいろあります。
同じ抱き方ばかりだと、乳房の特定の部分だけ飲み残しができて、そこが詰まってしまうことがあります。
慣れてくると浅吸いや歪み飲みになることもあるので、時々チェックしてみてください。

😌 ❹ 体を冷やさない・ストレスや疲労を溜めない

ストレスや疲労が直接乳腺炎の原因になるわけではありませんが、体が緊張・こわばると血流が悪くなることが考えられます。
産後は本当に大変な時期ですが、できるだけ心と体にゆとりを持って授乳できるといいですね。

💊 それでもなってしまったら?対処法

まずやることはこの3つ:

  • 💧 とにかく水を飲む!
  • 🍼 とにかく赤ちゃんに吸ってもらう!
  • 🤲 抱き方を変える!

…実は予防法と同じです😅
基本的にはこの3つで、軽い乳腺炎は解消されることが多いです。
すぐには良くならなくても、少しずつマシになっていくはずです。

さらに自分でできる対処法を追加で紹介します👇

🤲 授乳前に乳房を揺らす

両手でおっぱいをすくい上げるように、タプタプと揺するだけ!
コツはおっぱいの付け根から揺すること。
少し硬いところがほぐれてから赤ちゃんに吸ってもらうと、しこりが改善しやすくなります。

👋 授乳中に硬いところを優しく押す

赤ちゃんに吸わせながら、硬い部分を手のひらで優しく乳首の方向に押します。
コツは「優しく」!ゴリゴリ揉んだり、ギュッと絞り出すのはNG🙅‍♀️
痛いだけで乳腺が傷ついてしまいます。焦らず、少しずつ外に出すイメージで。

🌿 葛根湯を飲む

意外と知られていないのですが、葛根湯は初期の乳腺炎に効果があります。
葛根湯には筋肉の緊張をほぐす作用や抗炎症作用があり、乳腺炎の初期症状に有効とされています。
「風邪の引き始めに飲むもの」というイメージが強いですが、ぜひ覚えておいてください。

🏥 早めに受診する

自分で対処しようとした結果、どんどんひどくなって熱が出てから慌てて電話…というケースがよくあります。
ひどくなってからケアを始めると、回復に時間がかかり、マッサージに何度も通うことになって費用もかさみます。
母乳外来がある病院や、おっぱいマッサージをしてくれる助産院に、早めに相談することをおすすめします。

👶 Fujiちゃんの体験談

実は私自身も、1人目のときに乳腺炎になったことがあります😭
里帰り中に突然熱が出て、ひどい風邪のようにしんどくて、ただ寝ていたら…

父親に「グータラしてるから熱が出るんや!」と言われました笑
(乳腺炎で寝込んでいるのに😇)

そのくらい、周りからは「ただ寝てる」に見えてしまうほど、外からはわかりにくいつらさがあります。
乳腺炎で苦しんでいるママを、どうか責めないでください。本当につらいんです。

💌 まとめ:Fujiちゃんからひとこと

乳腺炎は、何度も繰り返してしまうママもいます。
辛くて授乳をやめる(断乳)を選ぶママもいます。それも立派な選択です。

大事なのはトラブルの予防。
とにかく水をしっかり飲んで、赤ちゃんにしっかり吸ってもらうこと。
そして少しでも「おかしいな」と思ったら、早めに専門家に相談してください。
一人で抱え込まないでくださいね🌸

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